肝臓・肝機能障害の治療ガイド

-マリアアザミ(ミルクシスル)-

マリアアザミ(ミルクシスル)

マリアアザミ(ミルクシスル)の効果効能

マリアアザミは地中海原産のキク科の植物で、英名はミルクシスルです。マリアアザミはドイツや韓国、中国では医薬品として使われています。ドイツでは現在、マリアアザミから作られた医薬品を、アルコール性肝炎や肝硬変、ウイルス性肝炎の患者に投与しています。

マリアアザミの効果には主に肝臓に関係していて、肝臓機能の向上と肝臓を毒物から守る働きがあり、この他に抗酸化作用があります。


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マリアアザミで肝機能の改善

ドイツではマリアアザミの急性ウイルス性肝炎患者に対して、治験が行われました。その結果GTP値やGOT値の値が低くなり、マリアアザミの急性ウイルス性肝炎の効果が立証されました。

フィンランドではアルコール性肝炎の兵士に対して治験が行われ、GTP値やGOT値の値が低くなったうえに、肝臓組織の改善もみられました。この他に肝硬変の治験もいくつか行われたが、肝硬変でもマリアアザミの効果が証明せれています。

マリアアザミは毒物から肝臓を防御

マリアアザミが毒物から肝臓を守る仕組みは、マリアアザミが毒物を押しのけて、肝細胞の表面に付着することで、毒物から肝臓を守ります。そのうえマリアアザミは壊れた肝細胞の再生を行い、毒物を体外に排出するグルタチオンを35%も増加させます。

たとえば毒キノコのタマゴテングタケ(毒物:アマトキシン)による中毒患者は、マリアアザミの有効成分を静脈注射するとことで、おさまります。この他アセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)、フェノチアジン(抗精神科治療薬)、フェニトイン(抗てんかん薬)などの薬による副作用から肝臓を守ります。マリアアザミのこの効果により、ヨーロッパでは患者に肝臓にダメージを与える薬を処方した時は、マリアアザミを一緒に処方します。

マリアアザミの抗酸化力

マリアアザミの有効成分はフラボノイド(ファイトケミカル)の混合物で抗酸化作用があり、その抗酸化力はビタミンCビタミンEの10倍と強力です、この強力な抗酸化力で活性酸素から肝細胞を守ります。

改善が期待できる症状

がん 肝機能障害 美肌

マリアアザミの有効成分

シリマリン シリビン シリジアニン シリクリチン イソシリビニン

マリアアザミの飲み方

シリマリン換算で1日に100~200mgを目安に食後に服用してください。慢性的な便秘を引き起こすことがありますので、8週間以上は服用しないように注意してください。


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その他のサプリメント

ウコン

カキ(牡蠣)

シジミ

田七人参

ナイアシン(ニコチン酸)

ビタミンC

フコイダン

レシチン

タウリン


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